自律神経失調症はフラツキ、動悸、立ちくらみ、
頭痛、血圧変動など多彩な症状を引き起こし、
心筋梗塞、脳卒中、癌などの重篤な疾患に至る場合があります。
渡辺クリニックでは自律神経失調症を内科の病気として位置づけ、その予防を行っています。
①成長期の不登校(起立性調節障害)
②青年期の疲労、出勤困難
③中年期の癌、血管障害予防
④老年期からの認知症予防
などに自律神経の管理は大切です。
心拍変動パワースペクトル解析
正確に自律神経の調子を測定し、本当に自律神経失調症かどうか調べます。自律神経失調症は神経症と症状が似ていますが、違う疾患で、治療法も異なります。
自律神経は内臓を動かす末梢神経(電線)です。従って自律神経失調症は内臓の病気につながります。
渡辺クリニックでは心臓の動きから自律神経の調子を調べる心拍変動パワースペクトル解析を用い、交感神経、副交感神経を数字にしています。
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心拍変動パワースペクトル解析 検査件数 |
平成30年 |
981 |
令和1年 |
938 |
令和2年 |
886 |
令和3年 |
1085 |
自律神経 3つのポイント
起立性調節障害、過労死、成人病の予防
- 1
- 起立性調節障害(OD)
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- 不登校の原因としてODがあり、成長期(思春期)の成長不良により起こります。ODは肉体的ODと精神的ODがあり、肉体的ODは自律神経失調症が原因です。
- ODへの取り組み
- 問診などでODの有無、原因を調べる。
- ODなら自律神経失調症の有無、程度を測定する。
- 生活、栄養、身体の現状評価を行い、欠点を改善するため指導する。
- 自律神経失調症に対してMISSION(宿題)を出して、3~6ヵ月で改善を目指す。
- 2
- 過労死と自律神経失調症
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- サラリーマンなどの過重労働に対して、過労死予防の観点から自律神経失調症を調べてアドバイスします。
- 副交感神経が大きく低下していれば自宅療養を指示します。
- 3
- 成人病と自律神経失調症
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①メタボ、動脈硬化では自律神経が大切
- 自律神経失調症があるとメタボ、動脈硬化が悪化して血管障害を起こす!
②癌の予防には自律神経の管理を
- 自律神経失調症は活性酸素や癌細胞を体内に増やす。癌が心配な人は自律神経を評価して管理する!
③認知症の予防に自律神経も忘れずに
- 認知症(特にアルツハイマー病)を進める要因として、中年期のメタボ、老年期のストレス、老後のフレイルがあります。自律神経失調症はこのすべてに関連します。自律神経の面から認知症を予防します。