渡辺式認知症ケアシステム⑤ 
〜老年期になったら？

1 朝は決まった時間に起きる

老人は一般にヒマが多すぎて、気を抜くと生活が乱れてしまいます。昼間寝るから夜間眠れずに昼夜逆転してしまうこともあります。夜どんなに眠れなくても、朝は決まった時間に起きてスタートすることを心がけましょう。

2 外出する

一日に1度は外出する日課を持ちましょう。不規則で引きこもる生活をしていると、自律神経失調症ばかりか認知症も起こります。

3 散歩する、楽しく少しでも多く歩く

散歩は自律神経失調症、認知症を予防するために不可欠です。70歳代で7000歩を目安に。ストレス（自律神経失調）改善のためには楽しく歩くことを心がけてください。

4 趣味、訓練、リハビリを休まない

やると決めたら、出来るだけ休まないことが大切です。これらは良い気分転換になります。逃げてはいけません。

5 「もくもく」作業

単純な作業をもくもくと続けて行くと無心になり（セロトニンというホルモンによる）、ストレスに弱い神経細胞は元気になっていきます。また芸事、遊び事など右脳を使う作業であれば、さらにストレスを弱めます。セロトニンは自律神経にも認知症にも有用です。