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カルシウムはお金のようなもの

 カルシウムは人体の運営に欠くことのできないミネラルです。カルシウムは医学的にお金に例えることが出来ます。以下にその理論を説明します。

 お金は社会で流通せねば意味がありません。社会というのが人体であると考えてみると、お金は人が使ってこそ流通します。人にあたるのが、人体では蛋白質です。カルシウムは体内では蛋白質により運ばれます。カルシウムを摂っても、蛋白質が少なければ、カルシウムは有効に働きません。いくら骨を強くしようとカルシウムを摂っても、蛋白質抜きでは体外に流れていってしまいます。人がお金を持ち歩いて、物を買ったりして社会の経済が成り立つのと同じです。

 さて社会においてお金の流通が減ると不景気になります。これが低カルシウム血症で、人体に色々と悪影響を与えます。筋肉はピクピク、精神的にはイライラしてきて、これは不景気の時の人の感情と同じようなもので、そうなると財務省が経済状況を把握して経済を立て直せねばならず、銀行(日銀?)からお金が社会に投入されます。人体において財務省は副甲状腺、銀行は骨にあたります。骨に蓄えられていたカルシウムが血中に投入されるのです。このように骨は血液中のカルシウムが一定に保たれるよう働いています。

 しかしどんどん銀行からお金が出ていくと、銀行は破産します。この状態が骨粗しょう症なのです。従って銀行は適切に機能せねばならず、人体ではそのために運動が必要です。運動しなければ骨の代謝が活発にならず、銀行が閉店しているようなものです。また銀行員は頑張って貯金してもらうよう働かねばならず、人体でこの働きをするのがビタミンDやKなのです。骨を強くするため、運動とビタミンD、Kが大切なのは、これが理由です。

 今度は、お金が銀行などを介さずどこかに不正蓄財、または不正流用されたら、どうなるでしょう?これも経済圧迫につながりかねません。どこに蓄財、流用されるかということですが、人体では腎臓、動脈などにカルシウムが異常に溜まる場合があります。その結果、腎結石、動脈硬化、血管収縮が起こります。経済破綻、すなわち生命の危機を招く恐れもあります。

カルシウム= お金 副甲状腺= 財務省 ビタミンD、K= 銀行員 蛋白質= お金を使う人 骨= 銀行 運動= 銀行の運営 低カルシウム血症= 不景気 骨粗しょう症= 銀行破産 不正蓄財、流用= 腎結石、動脈硬化、血管収縮

以上のように考えると、カルシウムの役割や体内での動きが理解出来るのではと考えます。

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